今回は、スプーンやフォークをにぎらずに持てるようになる工夫をご紹介します🙂
うちの息子は、なかなか手づかみ食べから卒業できず、悩んだ時期があります。
道具がいけないのかも?と、さまざまなスプーンを購入した経験があります。
ののじのスプーン、リッチェルのスプーン、コンビのスプーン、シリコン製スプーン、木製スプーン・・・
とにかく、色々試しました。
そんなある日、通っている病院のOTの先生から良いアイディアを教えていただきました。
この方法は、安い材料ででき、誰でも試せるお手軽な方法です。
後半は、私が使用した中で良いと思ったスプーンもご紹介します。
お困りの方、是非お試しください✨
目次
プラスチック粘土バーション
準備する物
金属製の物がおすすめです。
理由は、すくいやすくするために、すくう部分を少し曲げて使うからです。
100均の物でも全然OKです。
100均に行くと、プラスチック粘土が売られていると思います。
我が家はセリアで調達しました。
『おゆまる』という商品です。
作り方
作り方はいたって簡単💡
まず、『おゆまる』1つをお湯で温めて柔らかくします。
おゆまるが柔らかくなるには、結構熱い温度のお湯が必要なので、火傷に気を付けてくださいね。
そして、写真のように子供が握りやすい形に整えるだけ。
写真から、スプーンのすくう部分を少し曲げてあるのもわかりますか?
こんな感じで持ちます👇
突起が付いていることで、握ることなくスプーンを持てます。
【注意】おゆまるが付いている食器は、食器乾燥機にかけられません。
(高温によってプラスチック粘土が柔らかくなって、形が崩れてしまうからです。)
目玉クリップバージョン
もっと手軽に・・・という方、目玉クリップも使えますよ。
準備する物
上記のプラスティック粘土バージョンと同じく、金属製の物がおすすめ。
クリップをはさんだ時安定するよう、柄の形状に注意して選んでください。
紙等をまとめるクリップです。(下に写真があります。)
我が家では、4cm幅の目玉クリップを100均で調達して使用しました。
作り方
クリップをはさむだけです。
説明するまでもないですね(笑)
これはとても簡単にできます。
しかし、先ほども少し書きましたが、使うスプーンを選びます。
スプーンの持ち手が細いと、クリップがカラカラ回ってしまうので。
そして、長い時間使っているとクリップがあたる部分が少し痛いのが気になります。
なので、長時間の使用には向かないかもしれません。
手軽ですけれど・・・。
この目玉クリップ、鉛筆にも使えます。
鉛筆に挟むだけで、鉛筆が握りやすくなりますよ。
おすすめ商品
エジソンのスプーン&フォーク
息子のお気に入りは、小さい頃から使っているエジソンのスプーンです。
小学生になった今もご愛用中です。
フォークは麺もすくいやすくて良いですね。
すぷうんおばちゃんの三角スプーン
スプーンの3点持ち⇒正しい鉛筆・お箸の持ち方につながるように工夫されたスプーンです。
こんな感じで、持ち手が三角形になっています。
親指・人差し指・薬指が当たる部分は印が付いていて持つ目安になります。
年長から使い始めると、正しく鉛筆が持てるようになるとか。
息子は鉛筆を持ち始めたのがとても早かったので、自分の持ち癖がばっちり付いてしまっています。
正しい持ち方で鉛筆が持てるようになって欲しいなぁとの思いから、この商品を使いましたが、今のところ、持ち方矯正とまではいっていません。
でも、商品自体はとても熱意を込めて作られた良い物だと思います。
右利き、左利き用でスプーンの角度を変えて作ってあるそうです。
幼稚園などで使って欲しい商品です。
少々値が張りますが・・・木の温かみを感じることができます。
サイトはこちら↓↓↓
うちの息子は、こんな感じで今でも使用しています。
滑り止めマット(19.10.03追記)
スプーンですくえるようになるには、実はスプーンを持っていない手の働きが重要だそうです。
右利きの子なら、左手でしっかりお皿を支えないと、ご飯などはなかなかスプーンですくいにくいです。
うちの息子も、なかなか左手をお皿に添えることができませんでした。
加えて、食べることに集中できにくかったので、1口食べてはスプーンを放り投げてフラフラ歩き出す・・・
不注意でお皿を落とすこともありました。
なので、お皿の下に滑り止めのマットを引きました。
我が家が使ったのはこちら👇
なので、左手でお皿を支えきれなくても、食べ物をすくいやすくなりました。
すごいグリップ力で、お皿が逃げません。
幼稚園でもランチョンマットの代わりに、これを持たせていました。
汚れたらサッと拭けるし、洗えるし。
少々値がはりますが、1枚あれば十分ですし、とっても長持ちです。
傷みにくく、今でも使用しています。
100均の滑り止めや、滑り止め付きのお盆も試しましたが、これが1番使用感が良いです。
お皿の工夫
お皿もまた、何種類か試しました。
色々ある中で、最終的に私が優れていると感じたのが、森正洋さんのデザイン・ユニバーサルプレートです。
内側の返しによって、スプーンを使えば食べ物を最後まですくうことができます。
※写真は上記HPより引用
1番小さいユニバーサル多用深皿14cmは、底面にシリコンが塗ってあり、スプーンですくう際などに皿が滑りにくくなっています。
このシリコンがはがれやすくなるので、食洗器で洗う事は避けるように書いてありますが、洗えることは洗えます。
うちは気にせず食洗器にかけていましたが、2年くらいは無事でした。
大きさが4種類ありまして、私が買ったのは、14cm、16.5cm、19cm、21cmの4つです。
14cmにご飯を入れて、16.5cmにおかずを入れました。
21cmは大きく、大人が使っても全然良いくらいです。
カレーを食べる際に使用していましたが、大きいお皿なので、ご飯やカレーがお皿の外にはみ出ることなく食べられて、すくいやすそうでした。
1つだけ・・・陶器製です。
割れる心配があるので、お皿を投げてしまう子には注意です。
うちは、息子のお皿投げが落ち着いた年中の時くらいから使い始めました。
デザインも良く、大人と同じようなお皿が使えて喜ぶ子もいると思います。
最後に
お箸の練習もそうなのですが、スプーンやフォークの練習もご飯の時間でなくて、
おやつの時間に行うと良いそうです。
ご飯の時間に行うと、食事自体がイヤになる可能性がある・・・ということで注意です。
ゼリーとかアイスとか、すくいやすくて子供が好きな物からチャレンジできると、子どものやる気も上がりますよ❗
あくまで、食事は楽しく😊
もしご飯の時間に練習を行うとしたら、食べ始めの一口は正しい持ち方でご飯をすくってみる❗
というところからスタートして、できたら大いに褒め、だんだんと回数を増やすのが良いかと思います。
それから、手の発達も段階を踏んでいきます。
『手の発達の機能』👇
図表引用:立石加奈子・中島そのみ著 鴨下賢一編著 『苦手が「できる」にかわる!発達が気になる子への生活動作の教え方』 中央法規出版 2013年3月15日発行 P.18
いきなり難しいことを強いていないか、注意が必要です。
また、少し試してみて上手くいかなかったら、思い切って取り組みを辞めてしまうのも手です。
期間を開けてから再度挑戦すると、案外すんなりできるようになることが私は多々ありました。
できない、どうしよう・・・と焦ると、親が辛くなってしまうので。
ゆっくりいきましょう。
少しでも、みなさまの参考になればうれしいです🤗
もしよければ、お箸の記事もご覧ください👇