【発達に課題がある子の就学先】支援学校・支援学級・通級についてご紹介します

新学期がスタートして、皆さまいかがお過ごしですか?

発達に課題がある年長のお子さんをお持ちの方、そろそろ就学相談が始まる時期ですね。

今日は、就学先について、息子が年長児だった頃に市等で行った説明会で知り得た情報を、おおまかではありますが記載しておこうと思います。

就学について、毎度のように書いているかもしれませんが地域差があります。

ですので、あくまで、私が住んでいる自治体の例です。

ご了承下さい🙏

支援学校

まず、うちの息子が通っている特別支援学校のご説明から。

市の説明会でいただいた資料と、先輩ママのお話を載せました。

特別支援学校・・・1クラス6名(※実際はもっと多いクラスがある)を複数の担当で指導・支援

・知的発達の遅れ

・意思疎通の困難

・頻繁に援助が必要

・社会生活の適応が著しく困難

・肢体(知的重複)

🔶支援学校を選んだ先輩ママのお話🔶

子どもは自閉症で興味の幅が狭い。

知的な遅れは見られない。

入学前には、簡単な計算や漢字が読める。

支援学校は、先生や上級生がモデルになる。

社会で生きていく力を身に付けていって欲しい。

デメリットは、同世代からの刺激、意見交換の場が少ないこと。

学習は家でチャレンジタッチを利用している。

就学先を選ぶポイントとしては、親フィルターを外して、園の先生のお話をよく聴くこと。

苦手なこと、できないことに視点を置いている。

支援学校については、前にも記事に書いておりますので、ここでは割愛します。

色々な子がおりますので。

過去の記事をご覧ください。

↓↓↓

http://musukonews.com/2019/04/16/post-1119/

一度支援学校に入学した後でも、子どもの成長とともに地元の支援学級に移行する子もおります。

ただし、ハードルは高いそうです。

その逆で、地元の支援学級から支援学校に転校してくる子もおります。

どちらの場合も、公的機関の審査が必要になります。

支援学級

支援学級は、地元の小学校に置かれているクラスです。

今は多くの学校で設置されている”支援学級”ですが、開設されていない学校もあります。

そうした場合は、近くの”支援学級がある小学校”に通うことになります。

また、それぞれの課題においてクラスが分けられます。

どのクラスも、1クラス最大8人の少人数です。

先生は1人+補助の先生が付くクラスもあります。

クラスは、たいてい複数の学年で構成されます。

つまり、知的A組は小1~4年生、B組は小5・6年生のような感じで異学年の子たちと同じクラスになります。

1クラス9人以上になると2クラスに分かれます。

年によって支援学級の人数が変わるので、小1の時は2クラスだったのに、小2の年は1クラスになったとか、逆もあります。

先生も、通常学級を受け持っていた先生が、支援学級を受け持つことになることがあります。

むしろ、今はいろんな先生に支援学級を受け持ってもらうという風潮らしいです。(教員をしている友人情報)

つまり、先生を支援学級に固定しないんです。

これって先生の専門性が育たないんじゃない?なんて思ってしまうのですが・・・

それは置いておいて・・・

授業によっては、通常学級に戻って一緒に授業を受けます。

図工とか体育とかですね。

例えば、算数が得意だから、算数は通常学級で・・・ということも可能です。

補助の先生が通常学級に付き添ってくれることもあるそうです。

逆に、音楽等でも通常学級に戻るのが難しい子は、支援学級で過ごすことも可能です。

給食は、支援学級で食べる学校もあれば、通常学級に戻って食べる学校もあるそうです。

休み時間は、多くの場合、子どもたちだけで過ごします。

授業の支度も自分たちでするため、ある程度の身辺自立ができている子でないと難しい、と聞きました。

知的障害特別支援学級

まずは、知的クラスに通う対象の子についてと、先輩ママのお話を簡単に載せておきます。

知的障害特別支援学級・・・

・知的発達の遅滞

・意思疎通に軽度の困難

・一部援助が必要

・社会生活への適応が困難

🔶知的障害支援学級を選んだ先輩ママのお話🔶

2歳から療育に通う。

自分の気持ちを伝えることができ、身辺の自立もできているが、年長で文字や数字が書けない。

理解力に比べ言葉が達者で誤解を受けることもある。

支援学級を選んだ決めては、IQと学校の先生の意見。

見通しが苦手で、午後になると泣いてパニックになることがあったが、同じ支援学級の友達と遊び、楽しく通えている。

いじめが心配だったが、支援級で守られている。からかわれることはない。

知的障害と名が付いていますが、私が住む近隣の自治体ではだいたいIQ75が上限のようです

それ以上あると、情緒クラスへ・・・という判断になりやすいようです。

私が地元の小学校の支援学級を見学した際のお話ですが、

知的クラスの低学年の子たちは、黒板を使って普通に授業していました。

1人だけ刺激に弱いのか衝立の中におりましたが、他の子は積極的に挙手して授業に参加している子が5名、あとの2名はぼーっとしておりました。

聞けば、このクラス、(当時)小1の子が6人在籍していて、そのうち4人が通常学級に遅れることなく授業についていっているようで。

支援学級、レベル高いなという印象を受けました。

高学年クラスは、半円形に机が並べられていて、シーンとした環境の中、それぞれのプリント課題を行っていました。

そこに、先生が順番に回ってきて指導しているような感じでした。

先生いわく、高学年になるとお勉強にも差が出てくるので、どうしても自習のような形になるそうです。

自閉症・情緒障害特別支援学級

続きまして、自閉症・情緒障害特別支援学級です。

自閉症・情緒障害特別支援学級・・・

・自閉症またはそれに類するもの

・意思疎通及び対人関係の形成が困難

・心理的な選択性かん黙等

・社会生活への適応が困難

ちなみに、この自閉症・情緒クラス、知的障害があると入れません。

地域差があると思いますが、我が市の場合、IQが70とか75とか超えていないと入れません。

なので、”自閉症”と謳っていても、知的障害+自閉症の子は、知的クラスになります。

また、これも地域差があるかもしれませんが、うちの市では、情緒クラスに入るには医師の診断書が必要になってきます。

自閉症・情緒クラスも地元の小学校のクラスを見学しました。

とても静かな環境で、1人1人衝立の中に机があり、完全個別の環境でした。

暖房器具が2台あり、教室のドアも締め切りで、刺激に注意を払っているような感じでした。

見学する際も、「こっそり見てください。」と言われましたが、支援学級の先生から許可が降りて、教室内で見させていただきました。

その時間は、通常学級に戻っている子が多く、見学中はクラスに3人しかおりませんでしたが、大きい学年の子は、先生と一緒に修学旅行の写真整理をしていました。

残る子は、個人で勉強を進めていました。

自閉症・情緒クラスは、いずれは通常学級に戻ることを目標にしている子たちが多いと聞きました。

なので、お勉強の方も通常学級と変わりなく進めている印象です。

肢体不自由・弱視・難聴など

設置している学校は少なくなってしまうと思いますが、体に不自由がある子のための支援学級もあります。

肢体不自由特別支援学級・・・

補装具の使用によっても方向や筆記等日常生活における基本的な動作に軽度の困難がある程度のもの

弱視特別支援学級・・・

拡大鏡等の使用によっても通常の文字、図形等の視覚による認識が困難な程度のもの

難聴特別支援学級・・・

補聴器等の使用によっても通常の和声を解することが困難な程度のもの

調べてみると、他にも言語や身体虚弱の支援学級があるそうですが、私が住む市にはありません。

通級指導教室

続きまして、通級についてですね。

うちの子は無縁だったので詳しくはないのですが、友人や先輩ママから聞いた情報を含めてお伝えしたいと思います。

通級指導教室(言語通級指導教室・発達通級指導教室)・・・

通常の学級での学習におおむね参加でき、一部特別な支援を必要とする程度のもの。

🔶通級指導教室を選んだ先輩ママのお話🔶

自閉グレー、発達性協調運動障害、理系の男の子。

年長の時は加配なし。

本が好きで知識が高いが、書くことが苦手で飽き性。

聴覚過敏で視覚優位。

筋力が低く1日45分間×4,5コマ座れるか心配だった。

友人関係では緊張しやすいが性格は穏やか。

自分のことに集中してしまう。

通級を選んだ決め手は、まず、学校が小規模であったこと。

加えて、友達が好き、みんなと一緒が良いという本人の希望があったこと。

通級は通常学級に所属している子が通える支援になります。

支援学級に通うお子さんは対象にはなりません。

なので、通常学級に通えるくらいだけれど、言葉や発達が少し遅いとか、吃音があるとか、苦手な部分だけ少し手厚く見て欲しいよ、という希望に応えられるのが通級ですかね。

余談ですが、私の地元では、言語通級指導教室のことを”言葉の教室”という呼び名で呼んでいます。

この呼び方の方が親しみやすいです。

話を戻して、この通級はすべての学校にあるわけではありません。

支援学級に比べてもその量はぐぐぐーと減ります。

なので、通級がない学校の子は、週に1~2度、学校の授業を抜けて通級のある学校まで親が付き添って行かなければならないようです。

やる内容ですが、実際に行っている子の話を聞くと、何人かでトランプをしたり、カルタ、SSTのカルタ、ボードゲーム等をしているそうです。

言語の場合はマンツーマンで指導してくれることもあるそうです。

あとがき

支援が必要な子を持つ親にとって、就学はこの先を決めるとても大切な節目です。

多くの方が悩み、『本当にこの道が正しいのか?』という不安を胸に進学先を決めることでしょう。

1つ言えることは、子どものために悩んだ結果は、どの道を選んでも間違いではないということです。

人生1度きり、分かれ道を複数同時に選択することはできません。

こっちを選んでいたらどうなっていただろうか?の検証は行うことはできません。

選んだ道を正しい道にしていく努力も必要かもしれませんね。

でも、人生やり直しがきくとも言います。

途中で別の道に切り替えることも可能です。

まずは、色々な選択があることを知って欲しいです。

そして、自分の目で見て、自分の子どもにとって何が重要なのか、十分に検討していただきたいです。

敬愛する息子の担当の臨床心理士の先生に

『悩んだ時は足を動かせ』

とアドバイスをいただきました。

これ、本当にその通りです。

悩んでいる時は、実際に見に行って下さい。

色々な人に話を聞いてください。

そうすると、すぅーと答えが出てくるかもしれません。