【園行事】発達障害の息子のハラハラ運動会~年少・年中編~

本日のテーマは、『運動会』です。

息子が通っていた園では、運動会は年に1回、10月頃に行われました。

場所は園の運動場。

園全体で行われ、年少~年長だけでも子どもだけで300人弱くらいだったのかな?

それにもっと小さい保育園部の子どもたち、親、兄弟、祖父母、来賓、近所の人等が見に来るので、あたり一面人人人・・・

絶え間なく音楽が流れ、放送の声が入り、徒競走ではスターターピストルが鳴ります。

飾り付けが施され、園が通常の雰囲気とは異なる場所になります。

発達に課題がある子は、音や人、初めての場所、通常と異なることを苦手にしている子がたくさんいますよね。

運動会は、その場に参加するだけでも結構な試練です。

練習で会場作りまでやる園はないかと思いますし・・・慣れない事ばかりです。

うちの息子は、自閉+知的障害+感覚過敏がありましたので、こうした場が得意なはずもなく・・・

園生活の中で、1番しんどい行事が運動会だったかもしれません。

そんな息子の運動会について、書いていきたいと思います。

事前準備

運動会では、年少でも年中でも、子どもだけで2つの種目を行い、プラスで親子競技という形でした。

あとは、全体での開会式、閉会式です。

子どもたちだけで行う種目は・・・

年少では、徒競走とダンス。

年中では、徒競走とバルーン演技を行いました。

息子が通っている園では、運動会の練習は前々から時間をかけて取り組んでくれる園でしたので、練習時間が少ないとか、競技に慣れないということはなかったのですが。

息子は言葉で説明されたことを理解できなかったので、家で練習したり、動画を見て覚えさせたりしました。

昨年の運動会のDVDを見せた

息子の幼稚園は、運動会当日はカメラマンさんが入って全体の様子を撮影してくれて、希望者は後日購入する形でした。

年少の際は、園が所有している前年度の運動会のDVDをお借りし、家で息子と一緒に見ました。

年少の運動会終了後にその年のDVDを購入し、年中・年長と予習のために使いました。

当日の飾りつけの雰囲気や音楽、人の多さ等をある程度息子に知ってもらい、本番に備えました。

年少の際、園からDVDを借りるのには勇気が要りましたけどね。

園でも、おそらく今までそんなお願いをする人がいなかったのでしょう。

先生の反応は、「お母さん、息子さんは園で頑張って練習しています。家でも練習させるなんて、頑張りすぎじゃないですか?」といった感じでした😅

主目的は練習ではなく、見通しを付けるためです。

すべては、本番を少しでも楽に乗り切るための事前準備です。

徒競走は家で楽しく遊びながら練習

息子は”競争”ということは理解できなくて、横の子が走っているのでついて行く感じでした。

園では、本番少し前から実際にスターターピストルを使っての練習もしてくれたので、当日その音にびっくりすることはなかったです。

ピストルが”バン”と鳴ってスタートする・・・ということがいまいちよくわからない様子だったので、先生が背中を押してくれてスタートする感じです。

ただ走っただけですけれど、年少でも年中でもまっすぐ走れました。

家でも、遊びの中に走ることを多く取り入れ、徒競走を意識する機会を作りました。

実際の徒競走で行う、呼名→返事→位置に着く→「よーいバン」の流れをやって走るのですが。

親がわざと負けてみたり、「タッタッタッ」とか擬音語を付けながら走ってみたり。

姪っ子、甥っ子に一緒に走ってもらったり、「待て待てー」等声をかけながら走りました。

庭や公園、リビングからキッチンに行く何気ないところでも取り入れ、息子が徒競走を楽しく感じることができるように、「よーいドン!」と追いかけっこ。

本人は、走ること自体好きなので、楽しく練習ができました。

ダンスは動画を使って

うちの息子は、幸いダンスが好きでした。

なので、これは比較的ハードルが低く、園での練習である程度覚えてきました。

年少で『はなかっぱ』の曲を踊ったのですが、ちょうどYoutubeに動画があったので、それをかけて毎日何回も踊りました。

夜になると、ちょうどリビングの窓ガラスに自分の姿が反射して鏡のように見えるので、それを見ながら楽しそうに踊っていました。

こちらも、無理に練習させたのではなく、むしろ息子から催促される形で行っていました。

できると楽しくなるもので。

息子も楽しむまで余裕が出たように見えました。

問題は・・・衣装の飾りです。

服はいつもの体操服ですが、背中に甲羅を付け、帽子にお花をつける飾りでして。

息子は何かを付けることに抵抗があったようです。

園から事前に飾りをお借りして、前々から家で飾りに慣れる練習をしました。

けれど、帽子につけるお花はどうしても嫌だったようで😓

本番の数日前に、もう付けることを諦めました。

↑1番左にいるのが息子です。

飾りが付けられなくても、ダンスを少しくらい間違えても全然問題ありませんでした。

総練習にはこっそり参加し、動画を撮って本人に見せました。

運動会の数日前に総練習があったのですが、それを見させていただきました。

私を見ると「ママーーー!」となってしまうので、見つからないようにこっそり隠れながら。

本人が参加するところは動画に撮って、家で何度も見せました。

息子は自分や友達が写っているので興味を持って見てくれて。

特に、年中のバルーン演技や、年長でやった組体操(別記事で書きます)なんかは、中で実際に演技をしていると何をやっているのかわかりにくいですが、動画を見ることで全体を見ることができ、息子の興味を誘うことに成功しました。

総練習の動画や写真は、本番の流れとほぼ同じようにやってくれるので、見通しを付けるのに最適な素材になります。

親も、周りに気を遣うことなく存分に子どもの様子が見られるので、総練習は最高でした。

私の中では、3年間、総練習が本番のような感覚でした。

当日は、何が起こるかわからないですからね😅

本番失敗したこと

年少の運動会、当日はいつもより登園時間が早く、息子のリズムが崩れることを心配しました。

開会式は、練習はしていたのですが、本番はプラス来賓の言葉が入るため、お話の時間が長くてじっとしていられるかも不安でした。

そこで、本番は開会式には参加せず、年少の最初の競技の徒競走から参加する方法を取りました。

ところが当日・・・

プログラムが少し押していたのと、うちが早く着いてしまったこともあり、ちょうど開会式の最中に園に到着してしまいました。

会場には思ったよりも抵抗なく入れたのですが・・・

運動場では、いつも練習で行っている通りの開会式が始まっています。

息子はそこでパニックです。

「僕、あそこにいるはずなのに、どうしてここに1人でいるのー!?」と叫んでいるかの如く、自分もみんなと同じ位置に行きたいという意思が伝わってきました。

運動場の隅の方で必死になだめていましたが、準備体操の音楽が始まると、「みんなと踊るはずなのに・・・なんでー😭」という感じになってしまい・・・

時間を短くして息子の負担を減らして参加する予定が、かえって息子にとって練習通りではないイレギュラーな形になってしまいました。

最初からつまづいてしまった我が家ですが、息子の場合、ショートカットで参加するならば、始めを切るのではなく、終わりを切るべきだと学びました。

この経験を活かし、年中では開会式から参加して、親子競技をショートカットして帰りました。

年中ではパニックを起こすことなく参加できています。

子どもに合わせた参加を考える

発達に課題がある子にとって、運動会の心配事は尽きませんよね。

・『運動会』という独特の雰囲気の中に入れるか。

・親を見て甘えてしまわないか。

・待ち時間じっと待っていられるか。

・競技がしっかりできるか。

・パニックになってしまわないか。

などなど、子どもの特性によっていくつもあると思います。

うちの息子ですが、音の過敏があったため、年中から運動会でもイヤーマフを着用して参加しています。

↑年中の徒競走です。

↑続いて年中バルーン演技。

ピンク色の服を着た先生に抱っこされているのが息子です。

また、フラフラと動きやすい子は、マットや小型のフラフープなどを用いて、「ここの中にいてね。」という感じでその子の居場所を作ってあげると、その場にいやすくなったりします。

息子の同級生で実際にその手法を用いていた子がおりました。

その子に合わせた工夫で乗り切れることもあります。

先日、親子遠足の記事を書いた際、最終手段で欠席するのはありだと書きましたが、運動会は、どんな形であってもできる限り参加した方が良いかと思います。

今回のテーマは『発達が気になる子の親子遠足』についてです。 うちの息子は、自閉症+知的障害がありますが、一般園で3年間過ごしま...

運動会は、幼稚園を卒園しても、小学校、中学校と続きます。

毎年、大変だからと欠席していては収穫がないですよね。

今年こうだったから、来年はこうしよう・・・と対策を練ることもできません。

欠席するのはもったいないです。

参加の仕方は、雰囲気を味わうだけでも良いのです。

例えば、園がいつもと違った雰囲気で運動場に入ることが難しかったなら、無理をせずに教室から覗くだけとか、駐車場や道端から運動会をやっている様子を見るだけでも良いと思います。

音や人がしんどくて、見ることも難しいのであれば、終わってみんなが帰った後、1人で運動場を走るとか、写真だけ撮りに行くとか、そういうことでも良いと思います。

それも、その子にとっての”参加”だと思います。

我が家は、年中までは主に出場種目だけ参加する方法を取りました。

練習をしていない親子競技等は、ほぼカットです。

1つ目標にしていたことは、前の年よりも少しステップアップしたことにチャレンジすること。

少しだけいる時間を延ばすとか、泣かずに頑張るとか、そんなことですが。

保護者席で親と一緒に観覧するのも良いと思います。

とにかく、完全に欠席にしない。

少しでも参加した実績を残すことをおすすめします。

あとがき

年少・年中の運動会。

みんなどんぐりの背比べみたいな感じで、とてもかわいらしいです。

練習ではよくできているのに、本番緊張して固まってしまう子もいます。

親に甘えたくなってしまう子もいます。

周りも”かわいいね~”という感じで見ています。

本番なんてそんなものです。

でも実際当事者でいると、気が気でないのもわかります。

私も、みんなと同じようにできない息子の姿を見るのは辛かったです。

本番どう転ぶかわからない状態で、終わるまで全然余裕がありませんでした。

1種目終わる度に、無事に終わったことに胸をなで下ろしている状態でしたので、人の事を言えませんが・・・

本番は、参加できただけでもすごいことです。

本人はとてもよく頑張ったのだと思います。

参加できたことだけでも褒めてあげてください。

そして、行事は親にとって、我が子をよりよく知るチャンスです。

苦手なこと、頑張れること、どうしたら成功したか。

それを今後に活かすことが大切だと思います。

次回は、運動会年長編を書きたいと思います。

よろしくお願いいたします🙏