【歯医者】発達障害の虫歯問題~無理やりな治療は避けるべき~

現在、息子は虫歯の治療ができません。

歯医者拒否です。

大拒否です😭

治療で痛い想いを味わってから、歯医者に行くのも嫌がるようになってしまいました。

自閉症の子は、嫌な記憶をとてもよく、しかも長く記憶することに優れた子がおります。

なので、1度嫌な経験をしてしまうと以降はかたくなに拒否をし、それを解くのに大変な労力と時間がかかります。

本当はそうならないようにするのが1番です。

でも、嫌いになってしまった場合どうしたらよいのでしょうか?

今回は、現在進行中の息子の問題について書きたいと思います。

最初の虫歯

虫歯を作るきっかけ

初めて息子を歯医者に連れて行ったのは、幼稚園に入る前。

発達障害の子の虫歯治療の大変さは想像ができていたので、意識を高く持ち、フッ素と検診には3ヶ月に1度くらいのペースで定期的にせっせと通っていました。

初めて虫歯を治療したのは、年中の時です。

私は、息子のこだわりによる問題行動を改善するために、ABA(応用行動分析)を用いて訓練していました。

課題ができたらごほうびをあげるんです。

トークン・エコノミー・シムテムという言葉をご存じでしょうか? トークン・システムとか、トークン・エコノミー法とか、単純にトーク...

息子へのごほうびは、食べ物が1番手軽でわかりやすかったので、それまで食べさせてこなかった飴とか、グミとか、ソフトキャンディーが最高のごほうびでした。

直したいこだわりや、取り組みたい課題には、ごほうび作戦はとても効果的で、成果をあげた一方、ごほうびで頻繁に甘い物が口に入るのが良くなかったのか、虫歯を作らせてしまいました。

気が付いた時には、虫歯は神経まで進んでいて。

乳歯の虫歯は白いこともあるらしく、そして、虫歯になり始めてから早くて数週間で神経に達することもあるらしく。

普段の歯みがきでは、素人目には全く気が付きませんでした😞

初めての虫歯治療への準備

歯医者に通い出して初めての治療。

治療には、麻酔注射をして深く削って、神経の処置が必要だと言われました。

歯の根っこの掃除が必要なので、計4回くらい通院して治す必要がありました。

さて、どうしたものか。

とりあえず、息子に説明をしなければ・・・

言葉もまだ2語文がやっと程の息子に対して、虫歯治療をできるだけわかりやすく説明する努力をしました。

絵本が良いな・・・と探し、『むしばくん、ばいばーい』という絵本が無料でダウンロードできたので、印刷をして、読み聞かせました。

そして、おもちゃの注射や電動歯ブラシを使って、口の中を治療するごっこ遊びをしました。

歯医者の「ウィーーン、キュイーーン」の音を動画検索で探して聞かせながら。

こういう音が鳴るんだよって。

家で絵カードも用意して、わかる範囲で治療の説明をして、事前のシュミレーションを行って治療しました。

息子の場合、絵カードはこの写真を使わせていただきました👇

1番最初はスムーズな治療ができた

練習の甲斐があったのか、1番最初の歯の治療はとっても良い子に治療をさせてくれました✨

口も自分で開け、麻酔注射も歯を削るのもすんなり。

音過敏があったので、イヤーマフを付けて治療させたのですが、それが要らないというくらいへっちゃらでした。

計4回の通院で、なんにも暴れないし、困らせませんでした。

ちゃんと銀歯も入れることができ、無事に治療を終えました。

”この子は虫歯の治療ができる子なんだなぁ。”

私は安堵し、若干気が緩んだもは確かです。

虫歯ができれば、また治療すればいいや。
まだ乳歯だし・・・
ゆり
ゆり

そんな軽い気持ちだったのを覚えています。

歯医者が嫌いになったきっかけ

虫歯が1本でき始めてから間もなく、立て続けに3本の歯を虫歯にしてしまいました。

虫歯菌の関係なのか、私の気のゆるみか・・・

瞬く間に広がった感じです。

定期的な検診で、まだ虫歯が小さい段階で見つかった時のこと。

歯医者さんは、

歯医者さん
歯医者さん
まだ浅い虫歯だから削っても痛くないよ。

と言って、息子の歯を麻酔無しで削ったんです。

そうしたら、それが痛かったのか、感覚が嫌だったのか、それ以来治療で暴れるようになってしまいました。

今の歯医者さんに教えていただきましたが、麻酔無しで削って治療ができなくなるっていうのはよくある話だそうです。

無理やりの治療

それまで通っていた歯医者さんでは、息子の抵抗が強くて危ないので、少しでも治療を拒否すると毎回体を抑制する台に寝かせて、グルグル巻きにされ、頭も抑えて無理やり治療をしていました。

最初はやさしい声かけをしてくれていた女医さんでしたが、次第に、

歯医者さん
歯医者さん
もう大きいんだからそんなに嫌がらないの!
みんな上手にできるんだよ!

なんて声かけをするようになり、私もそれが気になるようになっていきました。

歯を削っている間、口は器具で強制的に開くのですが、舌は自由に動きます。

ドリルを当てている所に舌で妨害し息子が必死に抵抗するので、歯医者さんから

歯医者さん
歯医者さん
舌の力が強くて、治療が難しいです。

と言われてしまいました。

障がいに理解のある歯医者選び

障がい者歯科がない

歯医者を変えなきゃ。

そう思い調べましたが、私の住んでいる市には、”障がい者歯科”がありませんでした。

1軒もない・・・

学校の歯科検診で来てくれている歯医者さんは、前は障がい者歯科とうたっていましたが、現在はその文言を取っていました。

専門医、辞めたのかな?

さて、困りました😓

すると、近くの総合病院で、障がいを持つ方に対して歯科治療の支援をしていることを知りました。

早速、地元の歯科医師会に電話をして確認したところ、このシステムは私の住んでいる自治帯独自の取り組みで、障がい者歯科とうたっていない病院でもこの支援に協力している病院があり、その病院の医師が、月に数回総合病院に出張して、そこで障がい者の歯科治療を行うとか。

総合病院では、全身麻酔とかでやるわけではなく、ここでも半強制的に治療をする方法のようですが興味がありました。

全身麻酔で本人がわからないうちに、いっきに全部治療してもらえたら楽なのに・・・と思っていましたが、それをやる病院も近くにありませんし、麻酔のリスクや、食事制限などの新たな課題もあり、なかなか難しいことがわかりました。

歯科医師会でおすすめの協力病院は、偶然にも近所にありましたが、私が小さい時に通っていてなかなか治療が進まずに嫌な思いをした病院でした。

周辺でも評判は良いとは言えない病院で、うぅ~ん😵

他にもいくつか病院を教えていただき、情報収集をしました。

加えて、特別支援学校の先生、ママ友に歯医者について聞きまわりました。

先程もちょっと書きましたが、昔障がい者歯科をうたっていた学校の校医に指定された病院に通う人、学校の近くにあるこども歯科に通う人、一般歯科医では手に負えず、県立のこども専門病院まで通う人、さまざまでした。

中には、治療ができないから、最終的に抜歯したという話も・・・

みんな苦労していることがわかるようなお話をたくさん聞きました。

評判の良い病院にお試しで通ったり、電話して治療方針を聴いたりしましたが、病院によって方針が違うことに驚きました。

今まで、進行止めで抑えきれない虫歯は、すぐに強制的に治療していましたが、お試しで数回通った歯医者さんからは、

歯医者さん
歯医者さん
今無理にやると大人になってから歯医者に行くこと自体拒絶するようになるので、嫌なら無理に治療しないほうが良いでしょう。

と言われました。

とにかく、進行止めで抑える。

穴が空いてしまっている歯は、削れないなら薬を詰めて蓋をする感じでした。

その蓋をすることさえも拒否する息子ですが。

なんか今までの歯医者さんと方針が全然違うし、そもそも、虫歯の歯を放置しておいて良いものか・・・虫歯のまま蓋をする?大丈夫なの?
ゆり
ゆり

腑に落ちないまま月に1度定期健診に通うことになりました。

虫歯の治療の練習が必要

時は少しだけ過ぎ・・・

学校で、初めての学年懇談会があり、同級生のお母さん方とお話する機会が持てました。

その時に、歯医者の話題が出て、同級生のママに歯科衛生士さんがいることを知りました。

息子の状態を説明すると、「うちの病院、来る?」と誘っていただきまして。

ちょうど前の病院で処理したところが炎症をおこして、歯茎が腫れていたので、その病院に通わせていただくことになりました。

その歯科衛生士のママに教えていただいたのですが、やはり無理に体を抑制して治療するのは良くないことだそうです。

どうしても治療しなければならない時はその手段は使うけれど、なるべくやりたくない手段だと。

その病院も総合病院に協力しているので、月2回程しか機会はないけれど、先生が総合病院まで出張してくれるそうです。

なので、強制治療する際は総合病院で行い、普段の検診は今の病院で行う使い分けをおすすめされました。

「それまでは、とにかく練習に通って。」ということで、現在もですが、月に1度、練習のために歯医者に通院しています。

歯医者に行く→椅子に座る→遊びを混ぜながら器具を口の中に入れる練習をする

今まで行った病院でも、最初は練習をさせてくれました。

でも、最初だけだったり、短かったりしました。

今の病院は、毎回その練習のためだけに時間を使ってくれます。

担当は同級生ママなので、私も気が楽です。

しかも、扱いがさすがです👏

もう1年、ただ練習のみ行って治療は一切していません。

練習と歯みがき、フッ素だけ。

痛みが出た時は、進行止めと、痛み止めの薬を飲むだけです。

虫歯にさせないための道具類

息子の歯医者、本当に大変で気が重いです。

この状況を打開するには・・・何よりも虫歯にしないことが1番なんですよね。

今は電動歯ブラシ、ワンタフトブラシ、デンタルフロス、キシリトールガム等さまざま使って対策をしています😭

👆これらを使って、毎夜10分くらいかけて丁寧に歯みがきをしています。

歯ブラシ・フロス

電動ブラシは、初め子供用を使っていましたが、小学生に入り大人用のに変えました。

幼稚園の時は息子には、ポケットドルツキッズを使用していましたが、現在は生産が終了しています。

電動歯ブラシを使う理由は、私なりに2つあります。

1つは、手磨きよりも歯垢の除去率が良い気がすること。

もう1つは、息子の歯医者練習のためです。

口の中に振動したり音が出たりする物を入れる抵抗を減らすため、毎日の歯みがきで使用しています。

電動歯ブラシで磨いた後、ワンタフトブラシで歯と歯茎の堺を中心に磨いています。

子どもの歯は小さいので、この歯ブラシはとても小回りが利きます。

大人でも、歯並びの悪いところなど、このブラシがとても役に立ちますよ。

磨き残しが目に見える歯垢染色液をたまに使用して、磨き方の癖や歯垢が残りやすいところを確認しています。

こちら👇は、ブドウ味。息子はこの味が好きなようで、自らやりたいと言います。

染色液は色々な味があって、今行っている歯医者さんは様々な味から選ばせてくれます。

お子さんに合った物をお家用に買うと、家でも気軽にチェックできます。

ワンタフトブラシで仕上げした後、さらにデンタルフロスで歯と歯の間をきれいにします。

フロスは大事です。

しっかり磨いたつもりでも、汚れが残っているのがわかります。

特に、息子は歯と歯の間の虫歯が多かったので、毎夜忘れずにやっています。

こちら👇のフロスには6種類の味が付いています。

バナナ、オレンジ、イチゴ、ブドウ、リンゴ、マンゴーです。

キシリトールも配合されています。

個包装で衛生的に使えます。

大人の仕上げ磨きの際にも使いやすくおすすめです。

今日は何味にする❓と選べるので、フロスが初めての息子でも楽しく使えました。

歯磨き粉・フッ素

フッ素が危険・・・という記事を見て、フッ素やめた方が良いのかな?なんて迷った時期もありましたが、今はそんなことを言っていられない程、とにかく虫歯を作らせたくはありません。

用量を守れば安全という意見が大半なので、私は家でも毎日がっつりフッ素を使っています。

毎回の歯みがきには、フッ素入りのジェルを歯磨き粉代わりに使用しています。

こちら👇は、ペーストタイプ。

フッ素濃度は950ppmです。

成分はフッ化ナトリウム。

息子はジェルタイプの方が好きでしたので、こっちを使用しています👇

バナナ味だけフッ素濃度は500ppmで、あとは950ppmです。

いずれも成分はフッ化ナトリウムです。

ちなみに大人用もあり、ミントは1450ppmですね。

成分はフッ化ナトリウムと塩化セチルピリジニウムです。

味に迷った時はこちらがおすすめ👇

味が色々あっておいしいようです。

息子はブドウがお気に入り。

そして、磨いた時に泡立たないので仕上げ磨きがしやすいです。

ジェルタイプはフッ素が歯に残りやすいようで、歯医者さんにおすすめされました。

この歯みがきジェルを使用した後のうがいはしなくても良いと言われましたが、気持ち悪い感じがするので、うちでは少しだけうがいをさせています。

寝る前のケアは、”ホームジェル”を使用しています。

成分のフッ化第一スズは歯の再石灰化を助け歯を強くしてくれます。

(ただし、金属アレルギーのある方は注意してください。)

フッ素濃度も970ppmと高く、毎日使用することで虫歯の発生と進行を98%も抑えられるとか‼

ボトルは用量が多く、すごく長持ちします。

家族で使ってもなかなか減りません。

歯に良いガムなど

今一番気に入っているのは、このキシリトールガム👇

歯科専売品ですが、ネットで買えます。

おやつを食べた後、歯みがきまで時間がある時にこのガムを食べさせています。

甘味料はキシリトール100%で安心です。

味もおいしい✨食べた時にひんやりします。

小学校に入る前までは、小さい子でも食べやすいタブレットを使用していました。

家でおやつを作る際には、砂糖でなくキシリトールの粉末を使用することもあります。

砂糖代わりに何にでも使えます。

キシリトールの他にも、歯に良い乳酸菌があるとかで、ロイテリ菌配合のヨーグルトやタブレットがあります。

でも、ロイテリ高いです😓

L8020乳酸菌入りタブレットなら、まだお求めやすいかな。

寝る前に食べると、口の中がさっぱりした感じになります。

味もヨーグルト味でおいしいです。

開発のきっかけが障害者施設の現場だったということで、なんだか親しみを感じ、しばらく使用していました。

”ロロス”という飴も試したこともあります。

 朝と夜1日2つ、10日間連続してなめるだけで、口内のミュータンス菌が減るそうです。

効果は3ヶ月以上続くそうですよ。

子どもが長期休みに入ったタイミングで与えていました。

いいお値段なので、1年くらい使ってやめていましたが、永久歯が生えてきたばかりの時は特に虫歯に注意ということで、この冬から復活しようかと思っています。

味はベリー系の味で甘いです。

息子は大好き。

私も使用してみましたが、舐めた後口の中がすっきりする感じはあります。

そして、気のせいかもしれませんが、しばらくの間歯がコーディングされているような感覚に陥ります。

最後に

虫歯を作って歯医者に行くと、「おやつを見直してください。」とよく言われます。

息子は偏食がひどく、何でも良いから食べてくれ状態でしたので、お菓子でも栄養になれば・・・と思い抵抗なく与えていました。

そして、だらだら食べる癖がありました。

精神科では、「1度に食べられる量が少ないのでは?」と言われ、そうなのかな?と思い込み、こまめに食べることを許していました。

このだらだら食べが、歯にはいけないんですよね。

発達障害の特徴と虫歯との戦いです。

そして、感覚過敏も手伝っての歯医者嫌い。

本当、頭の痛い問題です😰

いつの日か、息子も普通に治療できる日が来るでしょうか・・・

できる限り、虫歯にしないこと。

そして、なんでもない日ごろから、歯医者に通い治療の練習をすること。

今できることは、これくらいしかないと思って頑張ります。