【防災】自閉っ子を持つと、防災に過敏になる④ 自宅以外で避難生活を送る~福祉避難所を知ろう編~

息子が通っている支援学校では、年に1度、PTA総会の後に地域懇談会があり、そこで防災をテーマに話し合いをします。

支援学校に入って思ったのですが、みなさん防災に対する関心が高いです。

実際に地震が起こったらどうなるのか・・・ということを想像している方たちが多く、話が合って楽しいです(笑)

さて、話し合いではどういう内容が出てくるかと言いますと・・・

「地区の防災訓練が苦痛。」とか、「実際に地震が起きた時、周りの住民は気にかけてくれるだろうか。」とか、「地震や災害が起きたとしても、避難所は行きにくい。」とか、そんな話が出ます。

それに対し、みんなはどうしているのか?という方向で意見交換します。

災害で自宅が使えなくなった場合の選択肢

災害が起こって、自宅が被災した場合、どういう選択肢があるのでしょうか?

①親戚の家を頼る

②車で生活をする

③広域避難所を利用する

④福祉避難所を利用する

こんな選択肢が浮かびます。

①は、頼れる親類が近くにいて、そこで生活できれば1番いいのかもしれませんが、そういうケースばかりではないですよね。

②は結構有力な選択肢です。

私が住んでいるところは田舎なので、どの家もマイカーを持っています。

大きな車を持っていないとなかなか狭いですけど、私と息子の2人なら、軽自動車でも足を伸ばして眠れるのでいけるかな?と思っています。

なので、車中泊用に、窓に貼るシェードとか、車中泊マットを備えています。

③の広域避難所は、おそらく無理です。

にぎやかいですし、人も多いですし。

日本は、避難所が学校の体育館っていうのが圧倒的に多いですよね。

情報収集とか、支援する側は楽なのかもしれないけれど・・・

体育館の床に寝るって、どんな人でも辛いと思います。

日本と同じく地震が多い国、イタリアでは避難所もかなり配慮されているようです。

イタリアでは、ホテル等での避難を指示される方が多くいて、それ以外の方もプライバシーが確保されているテントでの避難生活を送るようです。

避難所には、清潔で広いトイレがすぐ届き、1~2家族に1つテントが使え、中には簡易ベッドがあって。

食事もキッチンカーが来て、シェフが作る料理を食べられるとか・・・

避難生活ではT・K・Bを❗と言われています。

T・・・トイレ

K・・・キッチン(食事)

B・・・ベッド

なのだそうですが、イタリアは、それをきっちり満たしていますね。

そこまでとは言いませんが、日本も簡易ベッドやプライバシー事情は少し改善していただけるとありがたいです。

④の福祉避難所については、学校のお母さん方もよく知らない人が多かったので、少し詳しく掘り下げていきたいと思います。

福祉避難所について知ろう

支援学校に入学して、先輩ママさんから情報をいただく機会が結構あります。

その中で、福祉避難所についても何人かの方から教えていただきました。

Aさんは、福祉避難所は対象者と介助する家族1人しか付いて行けないから、家族バラバラになるので利用を考えていない。

Bさんは、療育手帳の軽度判定の子は利用できないと聞いたとのこと。

Cさんは、福祉避難所は事前に登録しないと使えない。でも、登録すると、今度は地元の避難所を利用できなくなるから、あえて登録していない。

そんな話を真に受けていて、福祉避難所って使えないんだ・・・と思い込んでいました。

でも、この情報、すべてデタラメ情報でした😭

市に問い合わせたところ、正確な事を教えていただきました。

まず、そもそも【福祉避難所って何でしょう?】

福祉避難所とは、災害時に、一般避難所では避難生活が困難な、高齢者や障害者、妊婦など、災害時に援護が必要な人たち(要援護者)に配慮した市町村指定の避難施設を言う。
耐震やバリアフリーの構造を備え、介助員を置くことなどが条件で、老人ホームや障害者療護施設が多いが、福祉避難所は必要に応じて開設される二次的避難所であり、最初から福祉避難所として利用することはできない。

(引用:ハザードラボ)

私の市では、福祉避難所は2か所しか公表されていません。

おかしいな・・・息子の支援学校もたしか指定を受けているはずなのに・・・

市の職員いわく、非公表にしている福祉避難所がいくつかあるようです。

あえて公表しないということのようです。

さて、実際に【福祉避難所を利用したい場合、どうような手順で進むのでしょうか?】

福祉避難所への入所は一般的には次のようなステップを踏むことになる。
災害発生時、まず身の安全を確保して、地方自治体が指定する一般避難場所に避難。一般避難所で自治体職員等が避難者の身体状態や介護などの状況を考慮し、福祉避難所への避難対象者の優先順位を決定。福祉避難所は避難スペースの確保、スタッフの配置など受け入れ態勢が整った段階で開設され、決定された避難対象者を受け入れる。

(引用:ハザードラボ)

市の回答も同じでした。

①広域避難所へ行く

②広域避難所にいる市職員等に、福祉避難所を利用したい旨を伝える

③指示された福祉避難所に行く

指定されている避難所が被害にあって利用できない場合や、要配慮者に必要な支援(設備等)がない場所もあるため、状況に応じて場所を振り分けていくそうです。

直接、福祉避難所に行くものだと考えていた友人もいました。

そうではなく、まずは、自宅がある場所の指定避難所に行くということですね。

福祉避難所は、一般の避難所が開設した後、必要に応じて開設されます。

なので、必ずしも開設されるとは限りません。

必要な場合は、災害が発生してから原則3日程で開設を目指すそうですは、災害の大きさにもよるため、その限りではないそうです。

利用する際の判断基準は、その時に市が判断するので明確には言えないそうですが、優先度の高い方からということでした。

手帳がある、ないは問わないけれど、あった方が有利に働きそうですね。証明できるので。

次に、【福祉避難所に同行する家族】についてです。

介護などを必要とする場合、その家族を含めて福祉避難所への避難が可能。

(引用:ハザードラボ)

実際には、我が市の場合、支援を必要としている方に対し、介助する家族は必要最小限の人数でお願いしているそうです。

要配慮者が精神的に不安になってしまう等があれば、心理面での配慮から介助する家族は必ず1人で、という明確な決まりはないけれども・・・ということでした。

避難所の空き状況によっては家族みんなで福祉避難所を利用できる場合もあるし、混雑しているようであれば、家族は遠慮していただく場合もあるということで、これはごもっともだなぁと納得できました。

次に、実際に、福祉避難所を利用できることになったとしても、避難所が遠くて、とても自力で移動できない場合はどうしたら良いのでしょうか?

【福祉避難所までの移動】についてですが・・・

一般避難所から福祉避難所への移送は、避難対象者の家族や一般避難所の運営スタッフなどが行うことが原則。

(引用:ハザードラボ)

移動の際に困る、不安がある場合・・・

市からは、地域の個別計画の要配慮者リストに名前を載せておくと援助が受けられると聞きました。

地域の要配慮者リストに名前がないからと言って、福祉避難所の利用には差支えないそうですが、地域での見回り等の援助が優先的に受けられるのかな?

それに、移動の支援もあるそうです。

自力で動ける方は、要配慮者の対象にはならないようです。その判定は市が行います。

地域での取り組みに差があるかもしれないので、詳しくは自治体にお問い合わせください。

その他、自治会での取り組み

私の住んでいる自治会では、防災について独自の取り組みをしています。

災害時、地域の公民館のような場所を、自治会に住む障がいのある方専用の避難所にする取り組みです。

1年に1度、実際に公民館に集まり、対象者が避難生活を体験したり、防災についてお話したりするので、昨年、初めて参加してきました。

小さい自治会なので、お金もないし、場所もない、限られた中での取り組みだという説明がありましたが・・・

避難する公民館はきれいですが、広いとは言えないスペース。

そして、1家に1つ、上と下が空いている筒状のダンボールが渡され、「その中に入って寝てください」と言われ驚愕しました🙀

遊びでトンネルくぐりをやるくらいならわかりますが・・・

実際に寝てみましたが、ダンボールが小さくて、子どもとの距離も近く寝返りなんて打てません。

天井が近いので圧迫感もあって、『これ、逆に余震とかあったら怖いよ😓』と思いました。

いくらプライバシーの確保とは言え、もう少しやりようがあるだろうにな・・・

ありがたい取り組みですが、そこもパニック状態の子たちを集めた修羅場になりそうで、余計落ち着かない場にならないか不安を覚えました。

まとめ

長きに渡って防災について書きましたが、行きつくところは、自分の身は自分で守るということですかね。

特に、自閉っ子の息子の場合は、独特のルール、遊び、生活習慣があるので、やはり家庭である程度想定して準備しておくことが大事になってくると思います。

何よりも、命を守ること。

次に、大きな怪我をしないこと。

避難生活はそれからです。

今度は、ある程度快適に過ごせるテントが欲しいなと思っています。

テント、防犯面と設営面で不安がありますが、避難生活がある程度長期に渡った場合は、考えないといけないかな~と思います。