【発達障害の避難先】災害時でも子どもの笑顔を大切にしたい

【この記事の要約】

地区で行われた障がい児・者のための防災訓練に参加してきました。

家の近くに障がい児・者専用の避難所がある心強さ、

災害時こそ、子どもたちの笑顔に目を向けること、

地域の仲間、遊びの大切さを感じた訓練でした。

千葉の台風被害、風の恐ろしさを思い知らされました。

今なお、不便な生活を強いられている方へ、何もできないのが心苦しいです。

心より、お見舞い申し上げます🙏

こういう災害が起こると、いつも思うのですが、被災地の発達障害さんたちはどのようように生活しているのでしょうか?

適切な支援が受けられているのでしょうか?

支援が必要な子たちの居場所はあるのでしょうか?

障がい児・者のための地域での避難所

地域独自の取り組みをご紹介

先日、息子と2人で、地区の障がい者支援部が主催する防災訓練に行ってきました。

この防災訓練は、学区に居住する支援学級、支援学校に在籍する子どもと、その保護者が対象の特別な訓練です。

住んでいる地区にある施設が福祉避難所になっていて、そこで毎年、訓練をさせていただいています。

この福祉避難所は、福祉の中でも障がい児・者が優先される施設になる予定です。

地区の福祉役員さん、民生委員さんの協力の元、我が学区、独自の取り組みです。

この活動を、パワーのある先輩ママさんが牽引してくれています。

訓練内容①:ダンボールに親しむ&閉鎖的環境に慣れる

今年の参加者は、7家族程と小人数でした。

参加は希望者だけです。

対象者はずっと多いのですがね。

参加する方はいつも同じメンバーです。

地域に出ることに抵抗がある方、”障がい”というくくりを嫌う方、子どもの過敏への考慮等、不参加の理由はまちまちでしょう。

我が家も昨年、初参加しましたが、息子が途中で嫌になってしまい、早退してしまったので、本格参加は今年度からです。

さて、訓練内容ですが、昨年同様、大きなダンボールの中をトンネルのようにくぐったり、その中で寝そべったりしました。

ダンボールで壁を作って、その中で絵本の読み聞かせもしました。

これは、ダンボールという素材に慣れることや、ダンボールの壁に囲まれるという閉鎖的な空間に慣れることを目的としているようです。

昨年は、『ダンボールの中に寝るだなんて、何この訓練?』

『筒状の狭いダンボールの中に寝るなんて、逆に恐いわ😓』

と思いましたが、閉鎖的な空間を体験することが目的とわかったので、遊びだと思って楽しみました。

訓練内容②:暗闇体験

そして、もう1つ、暗闇体験をしました。

暗幕カーテンを閉めて、電気を消して、懐中電灯+ペットボトルの明かりだけでしばらく過ごしました。

誰も泣くことなく、子どもたちはおとなしーく座っていました🙂

このペットボトルを使った方法は、TV等で盛んに取り上げられているアイデアなので、ご存じの方も多いと思います。

家に帰って早速やってみました。

こんな感じです👇

写真は、明るい時に撮影したので、光の広がりが伝わりませんが😅

懐中電灯の上に、水の入ったペットボトルを置くことで、光が分散して明るさがアップします。

我が家では、プラスチックのコップの上にヘッドライトを入れて、その上に水の入ったペットボトルを置きました。

自立する懐中電灯があれば良いですが、我が家にないので、ヘッドライトで。

今回の防災訓練では、そのペットボトルの上に、さらにビニール袋をかぶせました👇

これまた周囲が明るいので、写真では効果が伝わらないですが、光が柔らかくなって、ビニール袋の中で明かりがゆらゆら揺れてキレイでした。

主催者は、色付きの透明ジュースを使用したり、ペットボトルにお魚などの紙を貼るとより楽しめると教えてくださいました。

今もなお、千葉県が大変な中、”停電を楽しむ”なんて不謹慎ですが、こうした遊び心が、子どもには必要かなと感じました。

訓練③:同じ地域の子、おじさん、おばさんと遊ぶ

その後、子どもたちは地区の役員さんや、子どもたち同士で遊ぶ時間になり、保護者は防災についての意見交換をしました。

私は、意見交換に参加しながら、周りの人たちと楽しそうに遊んでいる息子を横目で見ていました。

その光景を見て、災害時だって、子ども同士で楽しく遊ぶことって大事だなと思いました。

大きな災害が起きた場合、長期間の不便な生活は子どもにとって、ましてや変化を嫌う発達障害の子にとって、どんなに苦痛なことか

うちの息子は、1人でいるとyoutubeばかり見ていますが、今回の千葉の台風の様子を見ると、通信が遮断されてインターネットが通じないようですね。

私、停電でも、インターネットは大丈夫だろうと高をくくっていましたが、甘かったです。

こういう状況になると・・・電気を使わない、アナログな遊びって大切ですね。

それには、1人で遊ぶよりも、複数人子どもがいる方が良いですよね。

鬼ごっこができたり、ボール蹴りができたり、楽しみが広がるはずです。

上手に子どもたちのストレスを発散させてあげなければならないと思います。

ライフラインが切断され、住まいも傷つく中、大人も気持ちの余裕はきっとなくなることでしょう。

その時、どういう気持ちになるかわかりませんが・・・

災害時こそ、子どもたちの笑顔に目を向けることを心がけようと思いました。

それには、遊びや仲間が必要かと思います

あとがき

私の地域で行っている、この取り組みはすばらしいものだと思います。

福祉避難所が近くにない場合、住んでいる地域に支援が必要な子が優先的に使える施設があったら、どんなに心強いことか。

避難所に行けば、見知ったお友達がいる、おじさん、おばさんがいる、遊んだことがあるおもちゃがある。

大きな避難所には、人がいっぱいで、支援が必要な子には耐えがたい場所になることが予想されますので、1つの選択肢として、地域にこういう場所があると助かるなと考えを改めされられました。

ですが、そこは地域の取り組みだけあって、予算が限られておりますので、施設には災害に対して何の備蓄もありません。

水も非常食も、おそらく非常用電源もないです。

また、人もあてになりません。

地域の福祉役員は、まずご自身のご家族、そしてご自身の地域のことがありますから。

ただ、場所があるというだけです。

それも、災害時、建物が無事でいられるかの保障はありませんが。

いざという時は、人に頼るだけでなく、自分たちの足で立ち、自ら避難所を運営していくことになるでしょう。

起きてみないとわからないことだらけですが、その時に少しでも生きやすくするために、地域の行事には参加していきたいと思います。

番外編:千葉市在住の東田直樹さん

千葉が被災した、ということで、ピンと来たのが東田直樹さんのこと。

東田さんは、発達障害の業界では有名な方です。

東田直樹さん・・・会話の出来ない重度の自閉症でありながら、パソコンおよび文字盤ポインティングにより、コミュニケーションが可能。

13歳の時に執筆した『自閉症の僕が跳びはねる理由』で理解されにくかった自閉症の内面を平易な言葉で伝え、注目を浴びる。

東田さんのお住まいの地域も、4日間停電したそうですが、今は復旧し元気にしていると、ご自身のブログで報告されていました。

無理をされていないと良いのですが・・・

まぁとりあえず、ご無事でよかった。

彼をご存じない方、彼の本はすばらしいので、是非ご一読ください。

特に、自閉症の子を持つご家族は必見です‼

”自閉症”への理解が高まりますよ。

しかも、とても読みやすい本です。

本が苦手な方、発達障害のことについて学んでみたい方への導入本としてもお勧めです👇

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