我が家の息子は、自転車に全く興味がありません。
三輪車もついに自分でこぐことはありませんでした。
小さい時から、そんな感じです。
うちは、車がないと生活に不便な田舎に住んでいます。
なので、将来を考えた時に自転車に乗れると乗れないのとでは、行動範囲にえらく差が出るはず・・・
自転車は、練習しないと乗れるようにはならないよな・・・ということで。
我が家も重い腰を上げ、自転車練習を本格的にスタートさせることにしました。
使用している自転車
【失敗】へんしんバイク
1番最初、年少の時に”へんしんバイク”を買いました。
最初、べダルなしのランニングバイクとして使用でき、十分慣らした後で付属のペダルを付けると、補助輪がなくても自転車が乗れるようになるという物です。
理論はわかるんです。
ペダルなしでバランスを取れるようになれば、ペダルを付けても補助輪が要らずにバランスが取れて乗れるようになる。
でも、息子は、自転車にまたがって歩いて進むだけも嫌がりました。
”ペダルをこぐ”という動作そのものも難しかったです。
ちなみに、へんしんバイクの付属のペダル、取り付けるのに一苦労しました。
取り外しも容易ではなく、取ったり付けたりがすぐに叶う自転車ではありませんでした。
なので、この自転車はほとんど使用せずに終わりました。
【おすすめ】d-bike MASTER
こぐ練習のために、補助輪を付けて練習をする必要性を感じました。
なので、息子には補助輪付きの自転車が必要なのがわかりました。
でも、補助輪なしでの練習も引き続き行っていきたいと思いました。
できれば、ペダルの取り外しもできる方がいいな・・・
でも、へんしんバイクの時にペダルを取り付けるのが大変で、もうあの思いは2度としたくありませんでした。
そして、見つけました🔎
私のわがままを叶えてくれる自転車を。
それが、アイデス株式会社の『d-bike MASTER』です✨
補助輪は別売りです。
我が家は、カゴも付けました。
途中で取り外したぺダルを入れたり、ボールを入れて遊びに行く際にも便利です。
息子が年長の時に買ったので、18インチを買いました。
小2の今、身長120cmちょっとですが、まだ乗れています。
小さい子には16インチもあります。
3~5歳頃の子にちょうど良いそうです。
この自転車、素晴らしいのは、工具不要で補助輪やペダルの取り外しができること。
しかも、ほぼワンタッチ。
男手を借りることなく、力のない私でもカチっとやれば取り付け、取り外しができてしまいます。
しかも、かなりカッコいい自転車です😊
見た目だけでも、”乗れる子”みたいな自転車でテンションが上がります。
練習方法
d-bike MASTERの公式HPに補助輪なしの練習方法が載っているので、それを参考に練習をしています。
ちなみに、公式HPでは、以下の練習方法が写真付きで詳しく載っています👇
http://www.idesnet.co.jp/upload/201711211506531277779976.pdf
- 自転車押し・・・歩きながら手で自転車を押す練習。
- ブレーキ・・・歩きながらブレーキをかける練習。
- 足けり乗り初級・・・ふらつかずに進めるように。止まる時はブレーキで。
- 足けり乗り上級・・・少しスピードを出して蹴って進む。勢いだけで進めるまで練習。
- ケンケン乗り・・・右だけペダルを付けふらつかずに進めるように練習。
- バランス+ペダリング・・・左右のペダルを付け、両足で回して進む練習。
加えて、息子の場合、”こぐ”ということの練習をしなければならなかったので、今まではあえて補助輪を付け、左右交互に足の力を入れてこぐことを練習しました。
息子の足を私が手で動かして。
自然と足が出ないんですよね😅
とてもゆっくりですが、こいで進むことがなんとかできるようになり、さぁいよいよ補助輪を外してやってみようと思い立ったのが先日の話です。
今、まだ3の『足けり』の段階ですが、ボチボチやっていきたいと思います。
でも、息子のモチベーションが・・・
全然やる気を出してくれず、しまいには泣き出す😭
なので、自転車練習用のごほうびを用意しました。
家の前の道路、片道練習すれば、ガム1個プレゼントです。
往復すれば2個。
今はガム欲しさに頑張ってくれています。
息子が自転車に乗っている間は、常にほめ言葉を浴びせる作戦も取っています。
「いいよいいよ!」
「できてるできてる!」
「カッコイイね!」
「上手だよ!」
常にプラスの声をかけることは、心理の先生に教えていただきました。
これ、案外大事です。
ごほうびについては、こちらにも書きました👇
よろしければ合わせご覧ください。
最後に
発達障害の子って、発達性協調運動障害で自転車を苦手としている子が少なからずいると思います。
一方、同じ支援学校の子で、中度くらいの障がいの子でも、すいすい乗れる子がいます。
話を聞くと、やっぱり興味+練習で乗れるようになっているようです。
私はこれまで、トイレトレーニングや、お箸など、子どもの成長を待ったらできるようになった経験をしてきましたが、自転車ばかりはしっかりとした練習が必要かな?と感じています。
そして、早く始めないと(もう遅いくらいですが)補助輪付きの自転車がサイズアウトしてしまいますし。
10歳の壁が自転車にどの程度関係あるかわかりませんが、なんとなく、そのくらいの年齢までにできて欲しいと焦っています。
私の周りのお母さん方には、将来、自転車に乗れなくても、車に乗れれば良いでしょ?という方がいます。
そうは言わなくても、将来自分の子どもが車の免許を取れると信じて疑っていない方が結構います。
私は、楽観視していません。
自動車免許の教習所には、特別支援のサポートがあるところは圧倒的に少ないです。
あるところは数える程だと思います。
ですから、みんなと同じように講義を受け、実技訓練をし、試験を受けることになるでしょう。
車の運転ができそうな軽度の子でも、学科や実技をすんなりクリアするのは難しいと思います。
丁寧にその子に合った教え方をしてくれれば良いですが。
ある会社の説明会に行った際、軽度の子の集まりのような会社でしたが、全国にいくつも支店がある中で車の免許を持っている障がいのある子は1人だけだと聞きました。
それも、相当苦労して免許を取ったとか。
そして、免許は取れても、実際の運転となると臨機応変に対応することが難しく、とっさの判断ができないため車道を運転できない、という話も聞きます。
先日、読んでレビューを書いた本の著者も、著書の中で同じようなことを書いていました。
これが現実かと思います。
将来、自動運転技術が進み、自動車免許が要らないくらいになれば良いのですが、息子が社会に出るくらいまでには叶うかわかりませんし。
自転車は、移動手段として持っておきたいと切に願います。
頑張るぞー✊